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建設経済新聞社
2022/01/31

【京都】宇治警察署建替え第1期棟に着手 債務負担含め44億7200万円の予算

 京都府警察本部は、施設の老朽化・狭隘化が著しく耐震性能を満たしていない宇治警察署について、令和4年度から現地建替えの第1期棟工事に着手する。令和4年度当初予算案に宇治警察署整備費1億9100万円を計上するとともに、債務負担行為42億8100万円を設定する。
 現庁舎を運用しながら、第1期棟と第2期棟に分け現地建替えを行う。敷地は宇治市宇治宇文字の2970・24u。用途地域は商業地域で、指定建ぺい率は80%(耐火建築物の場合100%)、指定容積率は400%。高度地区は第五種高度地区(最高限度高さ20m)。
 新庁舎の規模はSRC造5階建で、総延床面積は約7500uを予定。新庁舎には少年非行防止活動や安全・安心の活動を推進するための研修や打ち合わせができるコミュニティルームの新設などを検討している。
 府警は、京都府宇治警察署新築工事基本・実施設計業務について、公募型プロポーザルで東畑建築事務所大阪事務所(大阪市中央区)に決定。令和2年7月に1億8150万円で随意契約した。
 このほか、令和3年8月入札の宇治警察署車倉庫棟他解体工事をHIRAYAMA(京都市伏見区)の施工で実施。
 令和4年度は、○第1期棟建設工事○埋蔵文化財発掘調査○近隣家屋調査−を行う予定。
 第1期棟建設工事を令和4年度〜5年度の2ヵ年で進め、6年度の既存庁舎(本館、別館)解体・埋蔵文化財発掘調査を経て、第2期棟建設工事を7年度〜8年度の2ヵ年で進める4〜8年度の5ヵ年計画。
 令和5年度末をメドに第1期棟を供用開始し、令和8年度末をメドに全面供用する予定。
 昭和43年築の現庁舎は、本館棟がRC造3階建、延約1116u、別館棟がRC造3階建、延約879u、車倉庫がS造2階建、延約384u。