第149回新潟市都市計画審議会は、書面会議形式で行われており、新潟植物地方卸売市場の拡張など議案3件について、各委員による書面協議を経て2月上旬にも了承される見通しだ。
同審議会は27日開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大による、まん延防止等重点措置適用に伴い、書面による開催に変更。今回付議された議案は▽新潟都市計画の変更(新潟球根園芸地方卸売市場)▽産業廃棄物処理施設の敷地位置の都市計画上の支障の有無(申請者・バイオパワーステーション)▽産業廃棄物処理施設の敷地位置の都市計画上の支障の有無(申請者・セキヤ)―の3件。
新潟球根園芸地方卸売市場は新植(新潟市秋葉区新保926−1)が開設した新潟植物地方卸売市場の隣接用地約4000平方メートルを拡張し生花部増築に係る都市計画決定を図るとともに、名称を新潟植物地方卸売市場に変更。増築規模は平屋建て延べ1235・10平方メートル(建築面積1318・05平方メートル)を想定。
バイオパワーステーション新潟(新潟市北区太郎代字山辺856番地65)が計画する産業廃棄物処理施設は、産業廃棄物減量化や再資源化を促進し、発電事業に使用する燃料の安定確保を図るため、工業専用地域の北区太郎代字山辺856番地65外6筆の申請地約1万6300平方メートルに処理能力649・6トン/日の発電所(木くずの破砕処理施設)新設について都市計画上の支障の有無を審議。セキヤ(新潟市南区東萱場字土居下2161番地1)は産業廃棄物の適正処理を推進するため、工業専用地域の北区太郎代字山辺856番64外4筆の申請地8317・53平方メートルに廃プラスチック類の破砕処理の追加(処理能力15・09トン/日)に伴う敷地位置の都市計画上の支障の有無について協議している。