大阪市は、2025年大阪・関西万博の開催に合わせて、御堂筋と鶴見緑地に「未来社会を体験するフィールド」を整備する。本年度に将来ビジョンの実現に向けた検討業務を委託し、市民ニーズの調査や新技術・新サービスに関するサウンディング調査などを実施する。検討業務の公募型プロポーザルでは、参加表明書を2月9日、技術提案書を3月8日までそれぞれ受け付け、3月下旬に結果を通知する予定だ。業務委託料の上限は4500万円(税込み)。
同計画では、御堂筋で側道閉鎖、一部区間のフルモール化などを含めたフィールドを活用した「みち版未来社会」を体験する社会実験、鶴見緑地を実証フィールドとした「公園版未来社会」を体験する社会実験を想定。計画に伴い、これまでの「御堂筋将来ビジョン」「鶴見緑地再生・魅力向上計画」に沿った事業目的・コンセプトなどを踏まえたサウンディング調査を実施する。
この他、21年度に検討した御堂筋のフルモール化や側道閉鎖の課題、提案があったメニューを実施する上での課題の整理、現時点で考えられる対策案(ハード、ソフト)を検討する。また、両フィールドで将来ビジョンにつながる新技術・新サービスの導入調査、万博までの短期、万博後の中・長期の各段階でのロードマップを検討する。
検討業務ではこの他、将来ビジョンの実装に向けた検討(万博連携に向けたスキーム検討、新技術・新サービスの募集に向けた募集要項の整理など)などを行う。
履行期間は23年3月31日。
提供:建通新聞社