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建設経済新聞社
2022/01/28

【京都】壬生合同福祉会館と京都社会福祉会館の合築 新施設は5階建の延1800u規模 壬生会館駐車場に令和4年度建設

 京都市中京区の壬生合同福祉会館の機能の一部(身体障害者福祉センター)と、京都市上京区の京都社会福祉会館を合築して建設する新施設について、規模が5階建、延約1800uを想定していることがわかった。
 壬生合同福祉会館・壬生坊城市街地住宅(京都市中京区壬生坊城町19−4)は、昭和39年に京都市と都市再生機構(UR)が合同で建設したRC造10階建の建物。1〜3階が市の身体障害者福祉センターなどが入居する壬生合同福祉会館、4〜10階がURの壬生坊城市街地住宅(壬生坊城アパート)で、建物の老朽化や耐震性能を満たしていないことから、今後の事業継続に課題が生じている。
 一方、京都社会福祉会館(京都市上京区猪熊通丸太町下る仲之町519)は、令和2年3月末に閉館した。同会館跡地について、京都市は、公募型プロポーザル方式(総合評価方式)で活用に係る契約候補事業者を選定し、潟Iープンハウス(東京都千代田区)に決定。当該地での活用計画の履行を含む事業運営を専門に担うため、新たに設立された同社の子会社である合同会社北二条城開発と令和3年3月に売買契約を締結した。売却価格は25億5000万円(京都市の収入額は11億2200万円、社会福祉法人京都府社会福祉協議会の収入額は14億2800万円)。オープンハウスの提案によると、客室70室で定員239人収容の宿泊施設を建設する計画。
 こうした状況を踏まえ、移転・再整備される新たな京都社会福祉会館を運営する予定の新法人と市が連携し、身体障害者福祉センターと京都社会福祉会館の合築施設を新設整備する。
 合築施設は5階建、延約1800uを想定。1〜3階に京都社会福祉会館、4〜5階に身体障害者福祉センターが入居する予定。
 建設予定地は、壬生合同福祉会館・壬生坊城市街地住宅の西側隣接地の空き地部分(中京区壬生坊城町。壬生合同福祉会館の駐車場等として利用)。敷地面積は約525u。URから市が使用賃借している土地で、市有地と交換する方法での取得に向け、協議を進めている。
 新設される法人により、令和4年度から合築施設の建設に着手し、5年度の開設を目指す。