堺市は、泉ケ丘公園とビッグバンの一体活用を目指した園路と公園広場の整備で、基本設計を都市・計画・設計研究所(大阪市北区)に委託した。設計期間は10月31日まで。2022年度中に詳細設計まで行い、23〜24年度で工事を実施、25年度に供用を開始する計画だ。
全体面積は約5・5fで、現在木が生い茂った状態の公園を平地にして分割し、3カ所の広場として活用する方針。北側に位置する「冒険の森」には、起伏や既存の樹木を活用した遊具を整備し、ビッグバンの屋外施設として利用者の誘導機能を検討する。
公園の南東部に人と地球との共存を学ぶ「ふれあいの森」、園内の中心に位置する濁池の西側にワークショップなどの学びの場、休憩場所や遊具で遊ぶ空間として「陶邑広場」も整備する。
面積など広場の概要は基本設計で決定する見通し。
園路整備については、公園全体を周遊できるシームレスな動線の確保を目指す。濁池を囲む形で、西側に主園路となる緑道を整備。計画では、駅前と住宅地をつなぐ役割を担い、幅員約3b、バリアフリー仕様を想定している。
東側にも園路となる森の小道を整備し、ため池周辺の散策路としてビッグバンと大蓮公園をつなぐ役割を担う。自然を生かした構造・幅員が見込まれる。
公園の所在地は南区茶山台1丁。
提供:建通新聞社