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　美濃加茂市長選で市長復帰を果たした藤井浩人氏（37）が１月28日、初登庁した。午前８時15分に自転車で市役所に到着した藤井氏＝写真左＝は、小川美鈴副市長から贈られた歓迎の花束を手に、支持者や職員に出迎えられて、市庁舎に入った。
　記者会見に臨んだ藤井氏は、４年ぶりの市長就任を「身の引き締まる思いだ。改めて責任の重さを感じている。市民とともにまちづくりを進めていきたい」と述べた。
　選挙の争点となった新庁舎整備事業については「構想については賛成の立場だが、計画は見直す必要がある」とし、「今回の選挙で明らかになった、新庁舎建設に対する市民の不安や不満を解消するため、計画策定の経緯を検証する必要がある。さらに建設場所や庁舎の規模、予算などを一から見直す。検証結果を市民に説明する場を設けていく」と話した。
　新庁舎整備事業は、現庁舎（太田町３４３１ノ１）が老朽化などの問題を抱えていることから移転・新築を計画しているもの。市では、新庁舎の最有力建設地としてＪＲ美濃太田駅南地区を定め、21年度内の基本計画策定に向けた準備を進めていた。

提供：建通新聞社