国土交通省木曽川上流河川事務所と岐阜市は、岐阜市が2021年3月に国土交通省水管理・国土保全局から登録を受けた「ぎふ長良川鵜飼かわまちづくり計画」について、ハードとソフトの両面で施策を進める。計画の柱の一つでハード施策の長良橋上流左岸整備は、木曽川上流河川事務所が22年度に基盤整備工事を発注する考えだ。一方、4月以降からは市がソフト施策として「長良川プロムナード」を使った民間事業者によるイベントやオープンカフェ、売店などの営業ができるようにする。
同計画は、長良橋上流左岸整備、長良川右岸プロムナード整備、旧いとう旅館活010用整備の三つを柱に鵜飼大橋辺りから長良橋下流000付近を対象地域に、長良川の歴史や文化、景010観を1000年先も継承し続けることを基本コン000セプトとした施策をハードとソフトの両面で進める。期間はおおむね5カ年を見込んでいる。
長良橋上流左岸整備は、国が河道掘削や土砂搬出、水辺へアクセス可能な階段護岸やスロープなどを整備した後、市が010陸揚用坂路や歩道を整備000する。国発注工事010の詳細設計は東京建設コ000010ンサルタント東京本社000(東京都豊島区)が担当した。
長良川右岸プロムナード整備は、催しに使うための電力の供給環境を市が整備する。「都市・地域再生等利用区域」の指定を受けたことで、民間事業者がイベントやオープンカフェ、キャンプ場などの営利活動を常時行うことが可能となった。
旧いとう旅館活用整備は、1946年から51年ごろに建築された旅館を民間事業者が既存施設を生かした整備と運営を行い、観光振興などにつなげる。民間事業者は、現在公募中のプロポーザルで選定する。3月上旬の審査を経て5月から6月に契約を結ぶ。
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建通新聞社