福井市はこのほど、2021年度から26年度までの6カ年を対象とする「福井市過疎地域持続的発展計画」を策定した。対象は美山、越廼両地域のみ。
持続的発展の基本方針は、▽豊かな地域づくり▽輝く未来への挑戦―とし、まちづくりの施策の柱には、(1)快適に暮らすまち(2)住みよいまち(3)活き活きと働くまち(4)学び成長するまち―の4つを掲げた。
内容を見ると「集落の整備」の関連では、越廼地区地域拠点整備事業、伊自良館施設整備事業を盛り込んだ。
越廼地区地域拠点整備事業は、旧越廼総合支所の解体に加え、跡地における地域拠点の整備も視野に入れて登載したという。
一方、伊自良館については、計画の中で「開業から25年以上が経過し、設備等の老朽化が進んでいる」と指摘。計画的に設備等の改修・更新を行うとしている。
体育施設・社会教育施設では、アイアイドーム、美山トレーニングセンターに言及。アイアイドームを改修するとしたほか、美山トレーニングセンターおよびアイアイドームの照明設備をLED化する方針を示した。
このほか、汚水処理施設に関しては、「広域に分散している処理施設を統廃合することで、維持管理の効率化につなげ、農村集落における農業生産環境と生活環境の更なる向上を図る」としている。