大阪府西大阪治水事務所は、2022年度の早期発注案件として工事4件、業務5件を公表した。工事では、WTO対象となる木津川の新水門築造工事を約100カ月の工期で行う。発注方式は総合評価方式技術提案型(標準)で3月までに入札を公告する。
現在の計画で新水門の規模は、引き上げ式構造ローラーゲート、扉体はステンレスの幅30b、高さ12bの2門を想定。扉体に加え、門柱3本、堰柱3本、管理橋、巻上機室を設ける他、付属設備としてエレベーター、階段、防衝材、信号灯、監視カメラなどを設置する予定だ。工事場所は大正区三軒家東3丁目など。 その他の工事は、此花区春日出南1丁目の六軒家川で防潮堤補強工事(水門上流右岸)の地盤改良、鋼矢板打設工事を16カ月の工期で実施する。大正区三軒家東3丁目の木津川などでは、水門上流右岸の防潮堤設置工事を6カ月の工期で実施。西淀川区西島2丁目などでは、城島橋下流の河床掘削工事を7カ月の工期で進める。
業務では、三軒家水門(木津川)と旧猪名川水門(神崎川)の塗装塗膜除去実施設計を11カ月の期間で行う。六軒家川水門(六軒家川)などでは、水門施設の照明設備などの更新を9カ月、尻無川水門などでは緩衝装置室屋根補修実施設計を行う。安治川(旧淀川)では用地測量を11カ月の期間で進める。履行場所は此花区西九条7丁目。
提供:建通新聞社