南越前町は、2021年度から5カ年を対象とする「過疎地域持続的発展計画」を策定した。基本目標には(1)町民に優しいまちづくり(2)安全安心して暮らせるまちづくり(3)活き活きと働けるまちづくり(4)人と文化を育むまちづくり(5)住民主体のまちづくり(6)効率的な行財政運営によるまちづくり―を掲げている。
具体的な事業を見ると、まず文化会館は「施設および設備の老朽化に伴い、今後大規模な修繕や改修が想定される」と指摘。その対策として「施設および設備の計画的な改修を行い、施設の延命化に取り組む」とした。
また、交通施設の整備、交通手段の確保に関しては「産業経済活動・生活利便性の向上および災害時の広域避難路確保等のため、鯖波大橋新設や道路整備を推進」として、北陸自動車道南条スマートインターチェンジ付近と国道305号鯖波跨線橋付近を接続する「鯖波大橋(仮称)」にも言及している。