宝達志水町は新年度、同町今浜の宝達志水総合体育館や宝達志水武道館、多目的グラウンドなどがある複合施設に隣接する町有地で、宅地開発に向けた検討を本格化させる。子育て世帯らの新たな移住・定住の受け皿を確保し魅力あるまちづくりを促進、人口減少に歯止めをかけたい考えだ。
町は2020年度、新たな宅地造成へ向け、通勤・通学の利便性やライフラインの整備状況などを踏まえ、候補地3カ所を選定した。このうち2カ所は民有地のため、事業化には適さないと判断した。残る1カ所は多目的グラウンド東側に広がる町有地約7200平方メートルで、用地買収の費用や手続きが不要であることから、同所での開発計画の検討を進めることにした。
町によると、最大で20区画程度の宅地を確保できるという。新年度は民間との連携を含めた事業手法の可能性なども検討し、早期の事業化実現を目指していく。住宅用地の適地調査は日本海コンサルタントが担当した。