東大阪都市清掃施設組合(東大阪市)は、東大阪都市清掃施設組合新工場建設事業として旧第三工場の跡地に新ごみ処理焼却施設となる第六工場の建設を計画している。老朽化した第四工場にかわる施設としてエネルギー回収型廃棄物処理施設の第六工場を整備し、東大阪市と大東市で発生する廃棄物を処理する。2022年度に発注方式を特定し、同年度中に事業者を募集する。
新工場棟の規模は鉄骨・鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建てで、建築面積は約4000平方b。新処理方式はストーカ式焼却炉119d×2炉で最大処理能力は238d/日となる。
整備スケジュールとして、2023〜24年度に旧第三工場を解体し、25年度には土壌汚染対策工事を実施。27年度から新第六工場の建設に着手し、30年度内の完成、31年度の稼働開始を予定している。
建設地は東大阪市水走4ノ6ノ25。現有施設の敷地内にある旧第三工場を解体し、その跡地に新第六工場を建設する。建設整備面積は1万4902平方b。老朽化した第四工場は、第六工場の建設後に運用を停止。その後の方針については検討中としている。
同組合のごみ焼却施設は、1981年3月に完工した第四工場と2017年3月に完工した第五工場で供用している。今回の更新対象となる第四工場については、これまでに施設の補修・維持管理を実施してきたが、稼働から40年以上が経ち、経年劣化による処理能力の低下が進行しており、建て替えが必要な状況となっている。
同事業では、最新の排ガス処理施設の採用や廃棄物エネルギーの有効利用など、事業計画地周辺の環境保全に配慮した施設整備を念頭に置いている。
提供:建通新聞社