今月12日に建物が完成したセンテラス天文館が、4月9日に全面開業することが分かった。全国初出店など約80店舗の物販や飲食をはじめ、市立図書館、ホテルなどが入る。総事業費186億円、設計監理はRIA・東条設計JV、施工は大和ハウス工業で着工から約2年かけ整備を進めてきた。天文館の活性化を担う新たなランドマークが誕生する。
センテラス天文館は、1〜4階の商業施設に全国初9店、九州初4店、鹿児島初18店などの雑貨やファッション、飲食店が入る。また、最上階15階には、城山ホテル鹿児島が運営するレストラン「黒ノ壽(くろのす)」が出店する。
このほか、屋上庭園や街が見渡せる展望スペース、ホテル(217室)、鹿児島市立の天文館図書館など地方都市に珍しい複合型の商業施設(S一部RC造15階建3万6645u)が誕生する。
施設全体の管理運営は千日1・4開発、商業ゾーンの運営はプライムプレイス、ホテル運営を大和ハウスリアルティマネジメントが行う。
研究会から完成まで10年かけて事業を進めてきた千日町1・4番街区市街地再開発組合の牧野田栄一理事長は「無事に完工してもらった。新たなランドマークとして幅広い層に利用してもらいたい」と話した。