県甲賀土木事務所は、計画している県道杉谷嶬峨線(稗谷・深川工区)道路改築事業について、一部境界確定及び公図訂正に時間を要するとの見通しから、当初計画を変更してそれらの解決に時間を要していく方針を固めた。
このことから、23年度(令和5年度)から予定していた工事着手についても、変更する可能性が高いとし、過年度に公図訂正が完了しているところから整備を進めていくのか、今後取り組む確定及び訂正が完了するまで工事着手を見計らうかの協議・検討を庁内で進めていく見通しだ。
なお、同路線内の公図修正業務は甲西測量(湖南市)が担当。
同事業は、甲南町杉谷における主要地方道草津伊賀線の矢川橋西交点を起点に、甲賀市水口町嶬峨の県道相模水口線に至る6・7qの一般県道のうち、同市甲南町稗谷の県道水口甲南線から同町深川のJR草津線踏切手前までの未整備区間L約1・1qを対象に現道拡幅を行うもの。予定幅員は車道3b×2車線+片側歩道の全幅10・75bと計画しており、今回の工事は、県道水口甲南線の交差点から西側に約50b進んだ同線と交差する場所に、延長16b(幅員2b)の大水戸川を渡るための歩道橋を設置する。
同線の拡幅が完了すれば、接続する水口甲南線と合わせて、水口町中心市街地と新名神高速道路・甲南ICをつなぐアクセス面及び、狭隘な通学路の安全面向上が期待される。
提供:滋賀産業新聞