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建設新聞社
2022/01/25

【東北・宮城】伊藤忠商事Gを選定/柴田町総合体育館整備の事業者プロポ

 柴田町はPFI方式などを用いて整備する総合体育館の建設・運営等を行う事業者について公募型プロポーザルを行った結果、優先交渉権者に伊藤忠商事グループを選定した。詳細は後日、町のHPで公表する。提案金額は40億6330万1000円(税込)。今後は3月議会に契約議案を諮り、契約締結する見通しだ。
 プロポーザルには同グループのほかに1グループ(非公表)が参加した。予定対価は40億7000万円(税込)以下。
 建設場所は、宮城県柴田町船岡上大原地内で県道白石柴田線沿いの約3f。整地は陸上自衛隊が担当した。容積率は200l、建ぺい率は60l。用途地域は工業地域だが、2022年度に準工業地域に用途変更する。
 施設の延床面積は5000平方bを上限とする。提案可能な事業方式はPFI方式、リース方式、定期借地権方式、賃貸借方式など。基本設計は楠山設計が担当したが、今回の企画提案を制限するものではなく、募集要項等で定められた範囲で自由に企画提案を行うことが可能。
 施設構成は、総合体育館のアリーナ、観覧席、駐車場・駐輪場を含む外構を必須として、エントランスホールや事務室、トレーニングルーム、キッズルームなどは任意で設ける。
 事業範囲は、整備対象施設のプロジェクトマネジメント、企画・設計、建設、維持管理、運営。そのほか総合体育館や余剰地を活用し、町民の健康増進や地域のにぎわい創出、地域経済活性化につながる自主事業の実施を可能とする。
 総合体育館の供用開始は24年度内とし、事業期間は42年3月末まで。
 なお、本事業のアドバイザー業務は、三井住友トラスト基礎研究所、坂栄鷹子法律事務所、マル・アーキテクチャが担当した。

 提供:建設新聞社