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建通新聞社(中部)
2022/01/20

【岐阜】災害拠点機能付き公園 新総合体育館周辺に 各務原市 

 各務原市新総合体育館建設基本構想・計画策定委員会(鈴木壯委員長)は、1月18日に行われた第10回委員会内で、新体育館周辺を総合運動防災公園として整備する配置計画案を明らかにした。今後、移転先選定などの話し合いを行い、2022年9月に基本計画としてまとめる。
 体育館周辺に舗装広場ゾーンや遊戯施設ゾーン、芝生広場ゾーンがある公園と駐車場を整備し、災害時には避難所や災害拠点としての機能を設ける。
 体育館にも防災機能として、間接光を取り入れた採光設備、公園内の園路照明や放送設備などにも対応できる自家発電設備を整備する。
 体育館の構造も耐震性、耐久性を考慮し、アリーナ部分の上部構造には大空間を確保できる鉄骨造のトラスを、下部構造は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で計画する。
 同事業は、那加太平町2ノ100にある現総合体育館が老朽化や駐車場不足などの問題を抱えていることから計画された。
 基本計画策定業務は中央コンサルタンツ岐阜事務所(岐阜市)が進めている。
 この他委員会では、第9回委員会で方針を定めた平面計画案の改良案と、主要施設計画案を示した。 内容は、施設の全体規模が2階建て延べ1万2669平方b。メインアリーナは施設東側に配置する。コートの規模は3174平方b。市民利用の他、プロスポーツ興行やイベント会場としての利用も可能にする。
 サブアリーナは施設西側に配置する。コートの規模は1426平方b。小規模大会の会場としても利用できるよう、観客席300席も設ける。
 多目的室と兼用できる武道場も施設西側に設ける。武道場は392平方bの剣道・空手場と196平方bの柔道・合気道場の2部屋に分けることができるよう、可動式の仕切りを設ける。
 キッズルームは武道場と公園内の遊戯施設ゾーンに隣接し、体育館利用者の他、公園利用者も利用できるよう、キッズトイレや授乳室を整備する。

提供:建通新聞社