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建設経済新聞社
2022/01/19

【京都】市街化調整区域の旧天津小学校活用事業 プロポで細合実業に決定

 福知山市は17日、公募型プロポーザル方式の旧天津小学校活用事業について、轄ラ合実業(福知山市)を優先交渉権者に決定したと発表した。
 プロポ参加は1社。同社の総合点は71・12点(100点満点)。
 外部有識者の評価において「明確かつ適切な応募動機があり、活用意欲が高く、提案者の魅力を充分に発揮できる提案」「施設活用条件等を的確に踏まえた明確かつ具体的な提案であり、事業計画等のスケジュールは具体的かつ実現可能なものである」という項目で高い評価を得たため、優先交渉権者として選定した。
 外部有識者は、加藤玉樹下川口自治会長会副会長、谷口知弘福知山公立大学教授、細見祐介公認会計士・税理士。
 公告時の内容によると、対象施設は、市街化調整区域の福知山市字上天津小字丸野1730−1他の旧天津小学校。敷地面積は全体1万6696u(土地賃貸借面積1万2846u、建物占有等面積3850u)。既存建物は@校舎棟RC造3階建、延2014u(平成4年築)A屋内運動場棟S造平屋建、800u(平成5年築)B便所棟S造平屋建、6u(平成12年築)C倉庫棟W造平屋建、24u(平成8年築)D更衣室棟コンクリートブロック造平屋建、46u(昭和57年築)。建物は未登記で今後も登記を行う予定はない。
 土地は有償で貸し付け(土地賃貸借契約)、建物は無償で貸し付ける(不動産使用貸借契約)。
 土地の基準年額賃料(契約締結時点)は290万0369円。建物は現状有姿での使用貸借契約とする。
 契約期間は令和4年4月1日から10年間。ただし建物の状況等を確認した上で必要に応じて契約更新等を行うことができる。
 優先交渉権者決定通知後30日以内に市と企画提案内容に基づき十分協議の上、事業実施に向けた基本事項を定めた基本協定書の締結を行う。基本協定及び土地賃貸借契約及び不動産使用貸借仮契約の締結は2月初旬の予定。
 3月市議会に関連議案を提出し、議決後、4月以降に事業の開始を予定。
 担当部署は福知山市財務部資産活用課。