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日刊建設工業新聞
2022/01/20

【鳥取】山陰近畿道推進で決起/Mリンクの解消に気勢/国交省に促進アピール


 山陰近畿自動車道整備推進決起大会(主催・同自動車道推進議員連盟石破茂会長、同推進協議会西脇隆俊会長(京都府知事))が19日、衆議院議員会館や県庁など26会場をオンラインで結んで開かれ、日本海沿岸の高速道路ミッシングリンク解消に気勢を上げた。
 決起大会には鳥取、京都、兵庫の3府県知事、国、県府会議員、市町議員ら60人あまりが出席。石破会長は「ミッシングリンクの典型である山陰近畿道の進ちょくは、東京一極集中を変えるためにも急がなくてはならない」と訴えた。
 また、来賓の斉藤鉄夫国土交通大臣は「日本海側の核となる道路ネットワークの全線開通に向け、長期安定的な予算の確保に力強い協力を」と呼び掛けた。
 平井伸治知事はJR山陰本線の減便を補う道路整備の必要性を説き、「地域高規格道路の一日も早い実現が国家施策として重要」と強調。その上で南北線(鳥取―覚寺)では「地元地権者に理解があるルート設定を国交省に働きかけていただきたい」とし、岩美道路については新年度内供用に予算の重点配分を求めた。
 地元3府県から要望を踏まえ、国交省の村山一弥道路局長は「しっかり受け止める」とし、鳥取―覚寺では「都市計画手続きが進むよう事業者として努力する」と答えた。
 この後、各推進連盟は予算確保や未事業化区間の早期事業化などを盛り込んだ要望書を国交省幹部に提出した。
 山陰近畿道は鳥取西IC―宮津天橋立ICを結ぶ全長120`。供用区間は44`で37%にとどまっている。鳥取県内26`は、供用区間が駟馳山バイパスや東浜居組道路など10・1`となっており、事業中区間が岩美道路東工区3・8`。未事業化区間は鳥取―覚寺12`が残されている。

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