水資源機構は、早明浦ダム再生事業の一環で、上流仮締切設備工事と同設備の設計業務を行う事業者の選定に向けた公募型プロポーザル手続きを開始した。技術提案・交渉(ECI)方式の対象工事で、優先交渉権者として選定された業者と設計業務の契約を締結した後、工事価格などの交渉を実施して成立した場合に工事契約を結ぶ設計交渉・施工タイプの試行工事となっている。確認申請書などの提出を2月2日まで受け付ける。
参加資格要件は、水資源機構の参加資格業者のうち、機械設備工事と土木関係建設コンサルタント業務の認定を受けている単体企業または共同企業体(JV)で、同種工事の実績があることなどを求めている。
主な業務内容は、上流仮締切設備、予備ゲート開閉装置鋼製床版、ダム管理用設備(貯水池主水位計保護管、貯水池量水板)に係る詳細設計など。
上流仮締切設備の全体形式は鋼製角落としゲート構造を想定している。
今後、技術提案書などの提出を3月3日から11日まで受け付けた後、同月24、25日にヒアリング審査を実施。4月27日の優先交渉権者選定を目指す。設計業務の履行期間は2023年1月10日まで、工事期間が28年5月31日まで。施工場所は土佐町田井。
提供:建通新聞社