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　滋賀県は14日、22年度当初予算案の見積額を発表した。一般会計の見積額は21年度当初予算を6・8％下回る6214億円。特別会計（10会計）は、同7・4％上回る2506億円。企業会計（5会計）は、収益的支出が同12・8％増の1159億円、資本的支出が同12％減の260億円となった。今後、知事査定を経て予算案として取りまとめ、2月定例議会に提案する。
　各部局別の見積額は▽総合企画部121億5000万円▽総務部等267億2900万円▽文化スポーツ部103億9200万円▽琵琶湖環境部171億7700万円▽健康医療福祉部1533億3400万円▽商工観光労働部426億4200万円▽農政水産部180億6400万円▽土木交通部585億6500万円▽警察本部308億3000万円▽教育委員会1288億0300万円。文化スポーツ部は、同135％の大幅伸びとなっている。
　主なものとしては、政策調整費として新規にびわこ文化公園都市活性化検討事業費、そのほかに（仮称）新・琵琶湖文化館整備推進事業費を要求、スポーツ施設整備費として、彦根総合運動公園整備事業に7億8647万円、滋賀アリーナ整備事業に12億2000万円、プール整備支援事業1億3165万円。新規事業で柳が崎ヨットハーバー艇庫の整備など要求する。また、希望が丘文化公園施設整備事業費として、照明設備設置工事や整備・改修に3億5600万円。健康医療福祉部では、衛生科学センターの機能強化に向けて、施設の建替えも含めて基本計画策定費に787万円。公私立老人福祉施設等整備助成金で、介護施設等施設整備費補助金5億6407万円、民間心身障害児者施設整備費補助8ヵ所に6億3770万円を要求する。
　インフラ関係では、道路関係公共事業224億0753万円、砂防関係公共事業39億9526万円、都市計画関係公共事業23億9131万円、河川関係公共事業120億8691万円、ダム関係公共事業2億0183万円―など。
　警察関係では、補助交通安全施設整備費に5億2670万円。教育委員会関係では学校施設の適切な維持のため施設改修等で、高等学校建設費として22億6005万円、特別支援学校建設費に6億5057万円、新規に県立高等学校魅力化推進事業や、湖西地域の県立高等学校の魅力化推進事業で県立高等学校の魅力化を推進する。企業庁関係では吉川浄水場耐震対策工事、管路更新設計及び工事（日野ライン、蒲生日野ライン他）、浄水場等浸水防止対策工事ほか57億5161万円、吉川浄水場薬注設備改良工事、馬渕浄水場水質計器更新工事、水口浄水場沈殿池汚泥掻寄機更新設計ほか11億5138万円―などが要求されている。

提供：滋賀産業新聞