2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会(大阪府、大阪市、在阪経済3団体)は、大阪館(仮称)CM(コンストラクション・マネジメント)業務の公募型プロポーザルを行い、山下PMC(東京都中央区)を最優秀提案事業者に選定した。
設計段階から施工業者が技術協力するECI方式での整備を予定する大阪館の建設に係る基本設計、実施設計、工事発注・契約、施工の各段階で発注者を支援する。
大阪館の設置場所は大阪市此花区夢洲。敷地面積は約1万0800平方b。延べ床面積は約8950平方b。施設の主な構造は未定だ。大阪パビリオン出展基本計画案(Ver.1)によると、建物の規模は2階建て(一部3層)、高さ約12b(一部約20b)を想定する。
CM業務のうち、基本設計・実施設計の支援では、環境負荷低減に向けた新技術の導入やリユース手法の設計内容への反映について、設計者と協力して検討、発注者に提案し、実施に向けて支援する。また、設計者とECI方式で選定される技術協力者の連携が円滑に進むように積極的に両者を調整する。この他、発注・契約支援、展示計画・工事などとの調整を行う。
CM業務の委託期間は契約締結日から25年3月31日まで。
大阪館の建設は、22年度末までに基本設計と実施設計を行い、23年4月に着工する。工期は23年4月〜25年3月。
大阪館の基本設計は東畑建築事務所本社オフィス大阪(大阪市中央区)が担当。実施設計の委託先と、ECI方式による施工予定者をそれぞれ、早ければ22年7月にプロポーザルで募集する予定だ。
CM業務の公募型プロポーザルには山下PMCの他、明豊ファシリティワークスなど計4者が参加した。
提供:建通新聞社