各務原市新総合体育館基本構想・計画策定委員会(鈴木壯委員長)は、第9回の委員会内で新しく整備する体育館の平面計画案2案を検討し、市民利用を重視したB案を中心として計画を進める方針を決めた。今後委員からの意見を踏まえ案を修正し、2022年9月末の策定を目指す。A案はスポーツ興行を重視した案だった。
今回示された平面計画案は、21年8月に行われた第7回委員会で検討したメインアリーナの規模や一部観覧席の移動式化といった案を基に、各施設の配置や規模についてまとめたもの。
B案の全体の想定規模は2階建て延べ1万2669平方b。更衣室と会議室を兼用するなど施設全体のコンパクト化や、キッズルームを多目的室と隣接させるなど市民利用に重視した施設配置となっている。アリーナ内の観覧席も備品倉庫に収納する移動式の座席で検討している。
A案の全体の想定規模は2階建て延べ1万3178平方b。チーム別の更衣室やシャワー室、スタッフルームなどを整備し、プロスポーツ興行を重視した施設配置となっている。アリーナ内の観覧席も壁収納型で検討している。
同事業は21年6月に基本計画の策定業務を中央コンサルタンツ岐阜事務所(岐阜市)に委託し、22年9月30日までの履行期間で進めている。
その他委員会では、昨年11月に追加視察を行った福岡市、福岡県久留米市、津市、静岡県袋井市、福井市の5カ所を参考に、施設機能や周辺施設の整備、移転候補地の選定などについて検討した。
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建通新聞社