三木町はBTO方式のPFI手法を採用し、2024年度の供用を目指して移転新築する学校給食センター整備事業の実施方針を明らかにした。2月中旬に事業者の選定に向けた募集要項を公告する。4月下旬まで資格審査に関係する書類を受け付け、ヒアリングなどを行い7月上旬に優先交渉権者を決定し、9月に事業契約を締結する。設計・建設期間は24年6月30日までとなっており、開業準備期間を経て同年9月2日に運用を開始する。維持管理期間は39年7月31日まで。
参加資格は、複数の企業で構成するグループで、各業務いずれも単体か複数での実施が可能。設計業務は1級建築士事務所の登録、延べ床面積1500平方bの学校給食施設の実績などが条件。建設業務は県内に営業所(本店、支店など)があり、経営事項審査の建築一式工事の総合評定値1000点以上、延べ床面積1500平方bの公共施設の施工実績などが条件となっている。
建設地は町有地で鹿庭コミュニティーセンターグラウンド部分の面積5590平方b。衛生面と機能面を重視してドライシステムの導入、HACCPに対応した設備を基本に小学校4校と将来的には三木中学校の給食の用意も想定し、1日2200食(アレルギー対応食1日30食含む)を調理する能力を整備する。
基本計画では、モデルプランとして施設の規模を延べ床面積2192平方bと想定。概算費用の内訳は設計費3625万円、工事監理費900万円、建設工事費10億5700万円、厨房設備費3億5000万円、調理備品費4400万円と試算。調査費や造成費などの一部を除き、合計14億9625万円と算出している。
提供:建通新聞社