大阪府は、三大水門の一つとなる安治川水門の詳細設計の総合評価落札方式技術審査型一般競争入札を行い、建設技術研究所(東京都中央区)が落札した。入札参加者は5者。履行期間は12月19日まで。
新水門の規模は、引き上げ式構造ローラーゲート、扉体はステンレスの幅30b、高さ13bの2門を想定する。扉体の他、門柱3本、堰柱3本、管理橋、巻上機室を設ける他、付属設備としてエレベーター、階段、防衝材、信号灯、監視カメラなどを設置する予定だ。
詳細設計では設計図面、数量設計の作成の他、仕様や材質、重量などを確定させる。
工事場所は大阪市港区弁天6丁目他。
開札日は2021年12月22日。
今後、同社と同水門の景観設計事業者(八千代エンジニヤリング)、専門家を交えて調整し、水門デザインを検討、デザインが決まれば、詳細設計事業者が構造計算や数量計算を実施する。
景観設計では設計計画、基本方針の検討、デザイン検討、景観予測図の作成などを行う。
提供:建通新聞社