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北陸工業新聞社
2022/01/14

【福井】新年度早々基本設計プロポ採用へ準備/大野警察署の移転新築で/−県−/工事は23・24年度の2カ年

 福井県は、大野警察署の移転新築を計画し、2022年度は基本設計を進める方針だ。
 年度早々にも、設計業者の選定へむけ、プロポーザル方式の準備作業に着手。5月をめどに公募を開始したい考え。
 移転場所は、大野市中保の国道157号沿い。中挟交差点から延伸する、県整備のバイパス(皿谷大野線、延長1000メートル、2028年度に完成予定)と交差する北側。
 敷地面積は5000平方メートル。中部縦貫自動車道の全線開通を視野に、良好なアクセス性を重視。
 建設規模は、今のところ、RC造4階建て延べ2563・76平方メートル。高速道路交通警察隊の分駐隊も、内部に併設。現有規模の約2倍となる。
 また、付属棟として、パトカー等を収容する車庫、および倉庫の計420・8平方メートルも計画。総事業費には、約20億円を投入する予定。
 今年度は、移転場所の測量調査などに着手(業務担当・第一コンサル)。22年度に設計。23年度と24年度の2カ年で建屋工事を進める。25年度は、現在の大野警察署(大野市友江)を解体する。
 同署は築約50年、県内で最古の施設。耐震性が不十分とかねて指摘された。今回の移転で、捜査基盤や、災害対応力を一層強化し、地域の治安を守る拠点としたい意向。

hokuriku