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建通新聞社(中部)
2022/01/14

【愛知】栄角地 再開発に向け解体着手

名古屋市の一等地「栄角地」で、再開発に先立つ既存建物の解体がはじまった。解体しているのは、街区東側の旧SMBCパーク栄で、完了は4月下旬を予定。栄角地活用事業の代表構成員である三菱地所は、新築の着手時期について「夏ごろの着工を目指している」としている。
 施工者について、同社は「現時点で未定」と回答。新築着手までに、3〜4カ月の期間で選定するとした。
 栄角地(錦三丁目25番地区)の面積は約1・1f。同地を再開発し、地下4階地上41階建て延べ10万9075平方b、高さ210bの高層ビルを新築する計画だ。建物内には高級感のある商業施設を導入する他、大規模シアターやイノベーション拠点、クリエーティブオフィスを整備。さらに、名古屋市初の5ツ星ラグジュアリーホテルも入居する見通しとなっている。具体的なホテルブランドについて三菱地所は「調整中」と回答した。
 同再開発事業は2021年9月に、愛知県と名古屋市が高級ホテル立地促進補助金の補助事業として認定。ホテル部分は1、10、11、31〜40階で、延べ2万3962平方b。平均客室面積約62平方bで、客室数は166室(うちスイートルーム33室)を計画している。
 解体中の旧SMBCパーク栄の規模は2階建て延べ2641平方b。解体は竹中工務店名古屋支店(名古屋市中区)が担当している。解体工事の施主はパルコ(東京都豊島区)。
 再開発の事業者は三菱地所の他、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社、パルコ。


提供:建通新聞社