県土整備部は12日、国補正に対応した国道178号岩美道路(8工区)改良工事(岩美町牧谷)の設計図書を固めた。工事費は3億2000万円で、同部が年度末に発注する土工としては最大級。土木一般A級2社JVを対象に18日公告する。
施工場所は東浜トンネル(1133b)と牧谷トンネル(412b)に挟まれた日野谷工区。
同部道路建設課の説明によると、昨年度補正で施工したプレキャストアーチカルバート(やまこう建設・大和建設JV施工)に次いで、カルバート上部を盛り土。断面を本線の高さまで仕上げる。
工事内容は延長382b。掘削工1800立方b、ICT施工を含む盛り土3万9000立方bのほか、植生シート、補強土壁、排水工、大型ブロック積みを施工する。工期は11月30日。
同部では13日に審査会を開いて調達条件を決定。県内土木一般A級2社JVを公募要件に翌週18日に公告し、2月2日に開札する。年度末特例によって予定価格は事前公表する。
また、岩美道路関連の本庁入札は、浦富高架橋(872b)の舗装工を計画している。工事費5億円の大型工事。近く鳥取県土整備事務所から設計書が送られてくる。
日刊建設工業新聞