岐阜市は、岐阜公園再整備事業にパークPFIなどの民間活力の導入を検討しており、実績のある企業などへのサウンディングを進めている。導入の可否の結論を出す時期は未定だが、可能となればアドバイザリー業務を委託し、募集要項となる実施計画をまとめ、その後事業者を募集する。
事業の主な対象は、内苑のうち約5fの範囲。信長公居館跡と連携したにぎわいを生むための施設などを再整備する。
信長公居館跡などの歴史的価値を伝える本格的な歴史公園とすることを基本的な考え方に据え、戦国時代の歴史的価値を顕在化し、学習する施設整備と近代の歴史的資産や自然と調和した都市公園の整備を基本方針としている。
同公園は1882年の開設から約140年を迎える都市公園で、近年では信長公居館跡の発掘調査で公園の一部が史跡「岐阜城跡」に指定されている。
園内施設を再調査し、既設の施設も含めた全体配置の検討を行う公園施設整備検討業務はプレック研究所中部事務所(名古屋市中区)が2022年3月末の履行期間でまとめる。
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建通新聞社