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北陸工業新聞社
2022/01/12

【新潟】1年の工事安全と社運隆盛を/県建設産業連合会が工始祭

 一般社団法人新潟県建設産業団体連合会(植木義明会長)は11日、仕事始めの恒例行事「工始祭」を、新潟市中央区の白山神社で執い、1年の工事安全と社運の隆盛を祈願した。
 1963年から毎年行っており、新潟労働局、県、県建設業協会など各団体の代表ら約50人が参加し、1年間の作業安全と建物が永遠に栄えることを祈願。新潟市建築組合連合会が匠始ノ儀式(たくみはじめのぎしき)として、鋸ノ儀(のこぎりのぎ)、墨指し、墨付ノ儀(すみさし、すみつけのぎ)、釿打ノ儀(ちょうなうちのぎ)、鉋ノ儀(かんなのぎ)、槌打ノ儀(つちうちのぎ)を披露し、各代表は玉ぐしを奉典した。
 直会では、植木会長が魅力ある職場づくりや働き方改革、ICTによる生産性の向上などに触れながら「若者から職業として選択してもらえるよう、鋭意取り組んでいきたい」と呼び掛けた上で、「安全・安心でより高品質な社会資本整備が使命。安全衛生活動を推進し、死亡災害ゼロ、労働災害根絶となる年としたい」と決意を語った。続いて、来賓で県土木部の金子法泰部長が「現場の安全確保は最も重要。県としても適切な工期設定、安全管理確認を通して未然防止に努め、原点に立ち返って労働災害の防止に取り組んでほしい」、新潟労働局の岩瀬信也局長は「建設業は2年連続で大幅に減少。死亡災害ゼロを目指し、働き方改革を進めることが魅力ある建設産業につながる」と協力を求めた。

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