県職員の年末年始の休暇を分散する「とっとりホリデイ」が終了し11日、県庁で仕事始め式があった。平井伸治知事は「コロナの霧が晴れた後の新しい県づくりを構想しながら、県民とともに歩む1年にしたい」と述べ、コロナ後を見据えた産業経済の振興を呼び掛けた。
県庁講堂であった式は、新型コロナウイルス感染症対策のため職員を絞り込み、幹部職員30人が出席。コロナ禍を踏まえ、平井知事は「引き続き発展の道を探っていく」とし、デジタル田園構想などを推し進める考えを示した。また、山陰近畿道・岩美道路については「新年度の開通が目指せるのではないか」と述べた。
疲弊した経済では「産業の育成に取り組んで、各企業が輝けるように導いていかなくてはならない」と強調。その上で、「皆さんの頑張りで未来を変えることができる。コロナの霧が晴れたときにスタートダッシュができるよう準備を先行してほしい」と訓示した。
日刊建設工業新聞