総合資格学院福井校の2021(令和3)年度の合格祝賀会が10日、開かれた。会場は、福井市大手3丁目のホテルフジタ別館で。コロナ感染対策を徹底し行われた。
難関の国家試験、1・2級建築士と、宅地建物取引士に見事合格した同校生が集い、努力をねぎらい、栄冠を称えた。
まず、森紀之学校長が祝辞。例年以上に厳しい難問をクリアした成果に、心から敬意を表した。
来賓を代表し、福井県建築士会の横山義博会長が祝辞。「皆さんの頑張りを、試験会場で、私も拝見した。職業選択の自由を、建築士法が制限している。つまり、設計は、誰もができない。皆さんには可能となった。大きな責任があり、全うできるよう、今後も精進を」とエールを送った。この機に、士会の入会も積極的に呼び掛けた。士会からは、岸塚孝夫氏と、乾陽子氏も参加した。
講師を代表し、長岡満寿夫氏(石川県建築士事務所協会理事)が祝辞。
合格者を代表し、1級建築士の谷田育美さんが、先生の熱い指導や、スタッフの手厚いフォローに、心から感謝した。
続いて、壇上、修了書を、先生から手渡しした。式後は、テーブルを分散配置し、歓談した。
なお、同学院(全国)の1級建築士合格者は3765人(前年度3796人)で、合格率は35・9%(同34・4%)。2級建築士は5559人(同5979人)で、合格率は48・6%(同53・1%)だった。
横山義博福井県建築士会会長 合格を、心からお祝い申し上げます。建築士は高齢化が進み、皆さんのような若く、有能な建築士の活躍を待っている状況です。これからも、ぜひ研鑚を積まれ、社会に貢献してほしいと思います。ますますの活躍と、総合資格学院の発展を、心からご祈念いたします。
長岡満寿夫氏(講師代表・一級建築士製図=長期コース担当) 合格おめでとうございます。受験の間口は広がりましたが、より難関になった。有資格者としては、これからがスタート。つらい試験を乗り切った経験は、必ず仕事にも生きてくると思います。ちなみに私担当の建築士定期講習で、受講最高齢は93歳です。
谷田育美さん合格者代表 この学院は、先生との距離が凄く近い印象です。私の不理解には、必ず声を掛けていただき、分かるまで教えてくださった。そのお陰で、合格につながったと思います。今は、嬉しいより、ホッとしています。勉強に付き合って、励まして頂いたスタッフ皆様には、本当に感謝しています。