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日刊建設タイムズ社
2022/01/12

【千葉】約6か年で集中投資/中央ポンプ場大規模改修/ストマネに資金計画設定/一宮町

 一宮町は、3月10日までに策定する中央ポンプ場のストックマネジメント計画に、大規模改修を含む6か年程度の資金計画を盛り込む方針を明らかにした。2021年12月定例議会で秦和範・総務課長は、中央ポンプ場の改修を喫緊の課題と捉え、5〜6か年程度は予算を集中的に投資すべきとの見解を示していた。資金計画、実施方針等の内容については、3月議会への報告を予定している。
 中央ポンプ場のストックマネジメント計画策定業務と建築設備等改築実施設計業務については、日本水工設計(東京都中央区勝どき3―12―1)が3月10日までの納期で担当している。設計業務の概要は、建築機械設備、建築電気設備、遠方監視制御設備の実施設計など。
 中央ポンプ場は、一宮字下村の敷地面積約4200uに所在。建屋はRC造。揚水量は雨天時最大で毎分910m3。沈砂池4池、立軸斜流ポンプ1台(約30m3/分×1台)、立軸軸流ポンプ4台(約198m3/分×1台、約228m3/分×3台)の計5台に加え、電気・機械設備(自家発電、配電盤、配線等)、付帯設備を備えている。集水対象区域は上総一ノ宮駅周辺と丘陵地を合わせた299ha。
 施設整備開始から半世紀近くが経過し老朽化が進んでいることから、大規模改修工事を22年以降に実施する。優先度が高い除塵機2基などの改修工事に関しては別途、県下水道公社が発注事務を担い、20年度から21年度までの2か年で進めている。
 21年12月定例議会一般質問では、藤乗一由議員(無所属)が公共施設の改修・改築に関して取り上げ、中央公民館の改修を要望。答弁に立った秦和範・総務課長は、改修の必要性を認めた上で、「災害リスクなどを考えると、中央ポンプ場の改修が最優先。5〜6年程度は予算を集中させるべき」との考えを示した。

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