浦安市は7日、「千鳥学校給食センター次期事業基本方針作成支援業務委託」の公募型プロポーザルの手続きを開始した。支払額の上限は4356万円(2022年度891万円、23年度3465万円)。委託期間は4月1日〜24年3月31日。長期包括責任委託事業により維持管理・運営を実施している第一・第二調理場とBTO方式により維持管理・運営を実施している第三調理場について26年8月末で事業期間満了となることから、施設修繕・設備更新等の基本設計を行うとともに事業方式の検討(PFI等導入可能性調査)などの支援を行うなど、次期事業の基本方針の作成を支援する。
千鳥学校給食センターは、千鳥15―34の敷地面積約1・6haに所在。第一調理場・第二調理場は、S造2階建て、建築面積4073・53u、延べ床面積4773・61u、調理能力1万3000食/日、給食提供校17校。第三調理場は、S造2階建て、建築面積4198u、延べ床面積2452・13u、調理能力5000食、給食提供校9校。
支援業務では、22年度に▽前提条件の整理▽給食関係者等からの意向調査検討▽施設調査――などを行い、23年度には▽施設修繕・設備更新等基本設計の作成、事業スキームの構築▽市場調査▽事業費の算定▽各手法の総合評価▽次期事業の基本方針案の作成――などを実施する。
基本設計の作成では、給食関係者等への聞き取り調査を踏まえて施設における運営上の課題などを把握し、必要な対応を整理した上で、施設修繕・設備更新等の基本設計をまとめる。
事業スキームの構築においては、次期事業実施に想定されるPFI、DB、DB+O、DBOなどの手法を抽出・整理。
市場調査は、次期事業への参加可能性が期待される民間事業者における意見・要望・参加意向を把握するために行う。
プロポーザルの参加資格要件は、市の入札参加資格者名簿の「測量・コンサルタント」に登録があり、過去15年以内に国または地方公共団体からPFI事業もしくは長期包括事業からの次期事業検討の支援業務または、学校給食センターの運営維持管理に係るPFI事業もしくは長期包括事業の導入支援業務を元請けとして受託し完了した実績を有すること。
今後は、14日に質問の提出を締め切り、21日に回答。26日まで応募書類の提出を受け付け、第1次審査を経て、2月2日に第1次審査結果を通知。第1次審査通過者を対象に、18日まで提案書の提出を求め、3月上旬のヒアリングおよび第2次審査を経て、同月中旬に審査結果を公表する予定。契約競技・契約の締結は同月下旬となる。
優先交渉権者との協議が整わない場合、審査の得点上位の者から順に同様の協議を行う。