大阪府は、PFI手法を想定して久宝寺緑地内にあるプールを再整備する。合わせて公園全体の維持管理、カフェなどを整備する魅力向上事業にもPFIの導入を想定している。事業を実施する意向がある法人または法人グループを対象にサウンディング型市場調査を実施。応募書類は2月25日まで郵送で受け付け、3月中に対話を行う予定だ。2023年度にかけて事業条件を検討・精査し、23年10月ごろに総合評価一般競争入札でPFI事業者を募集、24年度末までに選定する。25年度の事業開始を目指す。
既存プールを再整備する他、プール東側の新エリア9・7fを含む公園全体で新たな魅力向上施設などの提案も求める。
事業スキームはPFI手法としてプールの再整備がBTO方式、公園全体の維持・運営管理がO方式、魅力向上事業がBOO方式でそれぞれ実施、事業期間は10年以上20年以内を想定する。
プールの再整備では調査、設計、工事、工事監理を行う。
現在のプールは水面積5190平方b、プールサイド7865平方b、管理棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2919平方b)。所在地は久宝寺緑地内(八尾市西久宝寺)。
魅力向上事業ではBBQなどの便益施設、ランニングステーション、アスレチック、既存のカフェの改修、休憩所の新設、ベンチの増設、修景施設の拡充などを求める。
現在の公園面積は38・4f。拡張予定の新エリアを含めると、48・1fとなる。プール、陸上競技場、テニスコート、児童遊戯場などがある。開設は1971年。
PPP/PFI導入可能性調査は八千代エンジニヤリング(大阪市中央区)が担当。
提供:建通新聞社