公益社団法人新潟県建築士会(田中隆司会長)、一般社団法人新潟県設備設計事務所協会(渋谷周策会長)、新潟県建築設計協同組合(海津正男理事長)、一般社団法人新潟県建築士事務所協会(坂本忠志会長)の建築関係4団体による新春賀詞交歓会が5日、新潟市中央区で開かれた。
この日は会員や来賓を含め約60人が出席。冒頭、あいさつに立った坂本会長は、業界が抱える問題の一つとして若手人材の不足を挙げ、「労働環境の良し悪しで就業の是非を判断される傾向や女性の進出に対応し、教育機関にも今から目を向けないと手遅れになる」と危機感を示した。また、「4団体で情報を共有してより良い環境を作り、資質の向上と信頼できる組織でありたいと願っているので、よろしくお願いする」と呼び掛けた。
来賓からは中原八一新潟市長が「新型コロナで打撃を受けた企業の支援をしっかり行いたい」と述べ、岩村良一県議会議員は「県内の歴史的建造物建築家の皆さんの多大な貢献があってこそだ」として文化発信などへのさらなる協力を求めた。県土木部都市局の野呂栄一参事・建築住宅課長、石塚元営繕課長もあいさつに立ち、公共事業への協力に謝意を表した。
最後に田中会長、渋谷会長、海津理事長、たかだ(新潟市中央区八千代)の高田政俊代表取締役が演壇に立ち、田中会長の掛け声で出席者は一本締めを行い、業界のさらなる発展を祈念した。