珠洲市は27日、「(仮称)市新保育所建設工事(建築)」について、6億7400万円で真柄・平蔵特定建設工事共同企業体(JV)に落札決定した。23日、2度の不調を受け制限付き一般競争入札方式で開札した案件。
新保育所は、老朽化した上戸、飯田、若山、正院、蛸島の5保育所の統合園舎として野々江町の「道の駅すずなり」隣接地に整備される。建設規模はW造平屋建て延べ1853・28平方メートル。保育室6部屋や、ほふく室、授乳室のほか、可動間仕切りでさまざまな用途に対応できる創作室、園庭との一体的な利用が可能な遊戯室などを配置する。周辺環境に配慮し、黒の屋根瓦を採用、落ち着きのある外観とする。
定員は250人。工期は2023年3月20日まで。基本・実施設計は大屋設計(金沢市)が担当した。
建設工事に伴う電気設備は珠洲電気・のと電設JV、機械設備は三百苅・大樹JVがそれぞれ落札している。