三重県は、空の移動革命事業としてドローンや空飛ぶクルマを活用した新たなビジネス創出を目指している。2020年代前半の「空港などから県内のヘリ事業化」、23年の「空飛ぶクルマ(物流)の事業化」、27年の「同(乗用)の事業化」へ向けて取り組む。
21年6月に欧州の都市が加盟する自治体連絡会「アーバンエアモビリティイニシアティブ都市共同体(UIC2)」にEU以外の自治体では初めて三重県が「インターナショナル都市パートナー」となった。県内で実用化を検討する事業者と団体との意見交換の場を設けるなどの取り組みを進めるとともに、ビジネスを地域に定着させるための課題と対応策を検討している。
今後については、22年1月に空港と県内都市や観光地の接続、県内都市・観光地間の移動、県内観光地上空での遊覧飛行の三つのモデルを想定し、空飛ぶクルマに見立てた実証実験を行う予定。
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建通新聞社