桑名市は、「消防庁舎等再編整備事業」の公募型プロポーザルを公告し、公民連携手法による設計施工一括方式の事業者選定に向けて募集を始めた。参加表明書の受付期間は2022年1月17〜21日。資格審査、事業への理解を深めるための発注者と応募者の対話、提案書類審査などを経て22年5月下旬に優先交渉権者を選定・公表する。6月以降に基本協定、10月以降に事業契約を予定している。
消防本部庁舎を大山田地区市民センターの敷地に移転し、消防本部と市民センターの複合施設などを整備する。現在の消防本部庁舎(江場7)は、南海トラフ巨大地震の津波被害想定で2〜5bの津波浸水地域に位置しており、大山田地区への移転検討を進めていた。同事業では、老朽化している消防署大山田分署とともに、大山田地区市民センターの敷地6380平方bに移転して複合施設を建設する。
複合施設施設は、新消防本部、新大山田分署、新地域コミュニティ施設、新郵便局などで構成。隣接地に防災広場、立体駐車場の整備も計画している。スケジュールは、事業者の提案に基づいて検討する。
再編整備の対象規模は、消防本部が鉄筋コンクリート造3階建て延べ5026平方b、大山田分署が鉄筋コンクリート造2階建て延べ533平方b、大山田地区市民センターが鉄筋コンクリート造2階建て延べ818平方b。
民間活力導入アドバイザリー業務は百五総合研究所(津市)が担当。
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建通新聞社