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日刊建設タイムズ社
2021/12/24

【千葉】提案限度額は8771万円/児相新築設計プロポ開始/船橋市

 船橋市は23日、「児童相談所新築工事基本・実施設計業務委託」の公募型プロポーザルを開始した。提案限度額は8771万4000円。委託期間は、契約締結日の翌日から2023年9月15日までの予定。児童相談所の整備予定地は、JR南船橋駅南口にある市有地のうち、若松児童ホームおよび南船橋保育園北側の若松2―1―15の一部。敷地面積約3000uで、現況は、さら地。建築物は、2階もしくは3階建て、延べ床面積約3370uを想定。構造は未定。設計を経て、26年4月の開設に向けて2年6か月程度で工事を進める計画。
 施設は、児童相談所、定員約30人の一時保護所、共通部・共用部で構成。
 児童相談所の諸要室は▽管理部門=所長室、事務室、ファイル室、会議室、用務員室、職員休憩室など▽相談・療法部門=相談室、待合室、心理検査室、医務室、親子交流スペースなど。
 一時保護所は▽男女別の居住エリア=居室(個室・2人部屋)、静養室、リビング、浴室・脱衣室、感染症・親子訓練等対応居室ブースなど▽共用エリア=ラウンジ、学習室、食堂、厨房、屋内外運動場、遊戯室、面接室、洗濯室など▽管理部門=事務室、夜間宿直室、児童所持品保管庫、緊急入所対応室、リネン室など。
 共通部・共用部はトイレ、多目的トイレ、洗面所、給湯室、倉庫、更衣室、エレベーター、階段、防災備蓄倉庫、駐車場、駐輪場、廃棄物保管庫などで構成。
 居住エリアは幼児用と学齢児用を分けて計画。学齢児用居室は個室を想定。学齢児用居住エリアは男女別とし、男女比の変動に対応できる構造とする。敷地周辺の環境に配慮し、動線・避難・プライバシー・セキュリティーなどを計画。各諸室の規模は基本設計段階で検討する。
 業務内容は、基本設計、実施設計、地質調査・土壌分析。22年9月30日までに基本設計に関する標準業務、23年5月31日までに実施設計に関する標準業務、同年7月31日までに追加業務を完了すること。
 プロポーザルの参加資格は、市の建築関係建設コンサルタント(建築一般、意匠、構造、暖冷房、衛生、電気)の登録があり、12年1月25日以降に都道府県または市区町村が設置する一時保護所を含む児童相談所(複合施設を含む)の新築の基本・実施設計業務を元請けまたは設計共同企業体の代表者として受注し、履行した実績を有する一級建築士事務所であることなど。
 今後は、22年1月4〜11日に質問書の提出を受け付け、18日に回答。24日に参加申込書の提出を締め切り、2月8日まで技術提案書の提出を求める。18日の書類審査およびプレゼンテーションを経て、24日に審査結果を通知・公表する。
 プロポーザルにおいて技術提案を求めるテーマは「児童相談所および一時保護所に対する考え方」「船橋市児童相談所に対する考え方」「船橋市児童相談所を設計するための体制および手法」。k_times_comをフォローしましょう
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