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建通新聞社(神奈川)
2021/12/23

【神奈川】横浜市 配水池の保全計画策定へ

 横浜市水道局は、浄水場の配水池保全計画の策定を進めており、2021年度は仏向配水池など6配水池を調査するため「配水池劣化状況調査業務」をジャスト(横浜市青葉区)に2634万円で委託した。100年使う施設をより長く使えるよう、保全計画を整える。
 調査では1池2槽の配水池を1槽ずつ調査する。まず、目視によりコンクリートの剥(は)がれやさびの有無を調べ、次にコンクリートの中性化や圧縮強度、塩化物イオン量の測定、鉄筋の腐食・劣化調査などを行う。壁と天井など部材ごとに評価が異なるため、調査結果を総合し、将来どの位の期間使用できるかを検証。保全計画に落とし込み、健全度が落ちる前に修繕し施設を長寿命化する。
 水道局では20年度に配水池全29施設の保全計画の策定を開始した。25年度ごろまでに全ての配水池を調査し、保全計画をまとめる。その後も5年に一度ずつ劣化状況の調査を継続する。
 今回の調査対象施設は次の通り(@容量A建設年)。
 ▽仏向配水池(保土ケ谷区仏向西町21ノ1)―@2万立方bA1968年
 ▽小雀1号配水池(戸塚区小雀2470)―@2・23万立方bA67年
 ▽矢指配水池(旭区矢指町1227)―@1・5万立方bA68年
 ▽磯子配水池(磯子区磯子5ノ3ノ1)―@1・5万立方bA74年
 ▽川井4号配水池(旭区川井町2555)―@2万立方bA83年
 ▽港南2号配水池(港南区港南台8ノ4)―@5万立方bA93年 
 提供:建通新聞社