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建通新聞社四国
2021/12/22

【愛媛】熊谷組と清本鐵工が西条市にバイオマス工場

 熊谷組(東京都新宿区津久戸町2ノ1)と清本鐵工(宮崎県延岡市土々呂町6ノ1633)は、共同で開発した高品質バイオマス燃料の最初の製造拠点の建設候補地として西条市を選定、現在用地の取得を目指している。2022年度にも約30億円をかけて拠点整備に着手、24年度の稼働を目指す。
 両社は、製材時に発生する樹皮と植物由来の廃油などを主原料とした1`c当たり6000`i(石炭と同等水準)のバイオマス燃料「ブラックバークペレット」を共同開発し、現在特許を出願中。1工場当たり3000〜3500dの生産を計画している。原料となる樹皮は水分が多く輸送コストの面から生産拠点は山林との距離が近いことが望ましいとされている。また調達を担当する住友林業フォレストサービス(東京都新宿区)の拠点や港湾などの流通の拠点からも近い、西条市を最初の製造拠点の建設候補地としている。
 今後は、市や地元火力発電事業者との連携や協議を進め、地産地消エネルギー循環システムを構築し、全国展開を目指す。
提供:建通新聞社