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建通新聞社四国
2021/12/22

【徳島】徳島市の広域ごみ処理施設 周辺に防潮施設

 徳島市は、マリンピア沖洲に建設を計画している「広域ごみ処理施設(一般廃棄物中間処理施設整備事業)」について、地元代表者に対する説明会を開き、施設の周囲に津波に備えた防潮施設を考えていること、土地造成や設計・施工期間を合わせて完成まで約10年の期間を見込んでいることを明らかにした。
 現在の整備計画は前計画地の飯谷町の施設案を基にしたもので、「マリンピア沖洲」に建設する施設内容は今後、計画策定を進める中で検討する。
 今回の説明会は沖洲コミュニティー協議会評議員(各種団体役員など)などを対象に実施。地元からは「津波高さに対応しているか。安全か」などの質問があり、市は「建設候補地の埋立地盤高が3b」などと回答した。新施設の完成までに約10年かかることから、現施設の耐用年数について市は「計画的に維持補修を行いながら処理を続けたい」と答えた。
 現在の整備計画では、熱回収施設(焼却施設、最大日量396d、ストーカ式3炉)、リサイクルセンター(日量70d)、環境学習施設の建設―などを挙げている。建設予定地はマリンピア沖洲の徳島市北部浄化センター敷地約4・8f。
 年明けに改めて地元住民を対象とする説明会を開く。
提供:建通新聞社