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　新潟県土木部道路建設課は、防災・安全交付金（道路事業）の国道４０３号中野坊金改良について、２０２５年度の完了を目指し、整備を進めていく。残事業費は６億２６００万円、進ちょく率は７７・８％。
　一般国道４０３号は新潟市から長野県松本市に至る幹線道路。第２次緊急輸送道路に指定され、災害時には上越市から十日町市間を結ぶ主要幹線の国道２５３号の代替路線機能も担う。しかし、当該工区は幅員狭小および線形不良区間が連続し、車両のすれ違いが困難となっている。このため、当事業でそれらを解消を図っていく。
　残事業内訳は延長１・０キロにおける現道拡幅事業、橋梁１橋。事業を完了させることで、円滑な交通の確保、第２次緊急輸送道路の機能強化による「災害に強い道路ネットワークの形成」、国道２５３号の代替路線としての信頼性向上、第３次医療施設（県立中央病院）への搬送時間短縮による救命率の向上、上越市や十日町市の各市街地から主要観光施設（安塚キャンドルロード、キューピットバレイなど）へのアクセス向上による観光客増加が期待される。