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　県教育庁は「第13次体育・スポーツ推進計画案」をまとめ、17日に意見募集を開始した。スポーツ環境の整備・充実として総合スポーツセンター施設整備事業や同センター体育館整備事業、公園施設長寿命化対策支援事業などに取り組む。体育館については、建て替えに向けた検討を進めることとした。また、開場から20年以上経過し、機械設備が老朽化している国際総合水泳場の改修計画の検討も行う。
　推進計画は「する・みる・ささえるスポーツのさらなる推進〜『知る』から広がる充実スポーツライフ〜」を基本理念に掲げ、理念の実現に向けて「人生を豊かにするスポーツの推進」「スポーツ環境の整備・充実」など６つの施策を設定。施策ごとに実施する事業をまとめた。
　このうちスポーツ環境の整備・充実では、施設の整備と有効活用として、耐震化・バリアフリー化の推進と老朽化施設の再整備・機能向上を図り、安全安心にスポーツができる環境を提供するとともに、県立学校の有効活用を推進する。具体的な取り組みとして▽総合スポーツセンター施設整備事業▽総合スポーツセンター体育館整備事業▽公園施設長寿命化対策支援事業▽県立学校体育施設開放事業――を挙げた。
　体育館は、２０１９年の台風15号により屋根が破損したため利用を停止しており、再整備に向けた手続きを進める。再整備に向けては、12月県議会において熊谷俊人知事が現在地で建て替える方針を表明。今後、建て替えに向けた準備が進められる見通し。
　また、開場から20年以上を経過し、機械設備の老朽化が見られる国際総合水泳場については、類似施設の改修例を参考に、改修計画の検討を行うとしている。
　施設の整備と有効活用に向けた具体的な取り組み内容は次の通り。
　▽総合スポーツセンター施設整備事業＝施設を安全かつ快適に一般公衆の利用に供するため、耐震化・バリアフリー化の推進と老朽化施設の再整備・機能向上を図り、必要な施設整備を計画的に行う。
　▽総合スポーツセンター体育館整備事業＝台風被害により利用停止中の体育館を建て替えるため、県の競技力向上の拠点となるスポーツ施設として整備ができるよう競技団体の意見を聞きながら検討を進める。
　▽公園施設長寿命化対策支援事業＝県が管理する運動施設の定期点検を確実に実施するとともに、公園施設長寿命化計画に基づき、効率的・効果的に補修、改築、更新等を実施し、安全安心にスポーツができる環境を提供していく。
　▽県立学校体育施設開放事業＝県民の生涯スポーツの推進、県内のスポーツの振興・普及を図るため、県立学校の体育施設を開放し、県民に広くスポーツをする機会と場所を提供する。