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滋賀産業新聞
2021/12/20

【滋賀】長浜市 浅井中学校南校舎の長寿命化改修

 長浜市教育委員会は、21年(令和3年)1月策定の「長浜市学校施設長寿命化計画」に基づき、内保町地先の「浅井中学校」の校舎1棟について、22年度(令和4年度)から3ヵ年かけて長寿命化改修を行う。国の補助金が確定すれば22年度(令和4年度)6月議会で事業費の補正予算を措置し、3ヵ年の仮設校舎リースと共に初年度の長寿命化工事を本体・電気設備・機械設備の3件に分離発注し着工、23年度(令和5年度)の2期目、24年度(令和6年度)の3期目も同様に分離発注し、全3ヵ年で進めたい考えだ。
 浅井中学校(内保町627)の長寿命化工事の対象となるのは、5棟の校舎とプール、2万7120平方bのグラウンドのうち、昭和49年に建設された「南校舎」と呼ばれるRC造3階建、延約4500平方b規模の建物。長寿命化に係る実施設計は今年度、ビルディング・コンサルタントワイズ(大津市)に委託。
 「南校舎」は、経年劣化が進み市の学校施設長寿命化計画の実施計画において、22〜25(令和4〜7)年度の「前期」に長寿命化・大規模改修を実施する建物に盛り込まれている。
 長寿命化改修では、老朽化した建物について物理的な不具合を解消し建物の耐久性を高める目的で、機能や性能を求められる水準まで引き上げ、様々な機械設備・ライフラインの更新のほか、建物の耐久性を高める躯体保護を塗装剤による防水改修などで実施し、建物の使用年数を延長することで、維持管理に係るトータルコストの縮減や改築実機の分散による予算の平準化を図る。
 長浜市では、南校舎の長寿命化改修について22年度(令和4年度)、国の補助金が確保できれば6月議会の補正予算で事業費を予算化、3ヵ年期間で仮設校舎をリース・設置するとともに、設備工事を分離し初弾工事を発注・着工、施工中は仮設校舎を活用しながら23年度(令和5年度)の2ヵ年目、24年度(令和6年度)の3ヵ年目も同様に本体・設備工事を分離発注し、3ヵ年で校舎の全体整備を完了させたい意向。
 長浜市の学校施設長寿命化計画の対象となる学校施設等は、浅井中学校を含めた小学校23校、中学校10校、義務教育学校2校、幼稚園8園、保育園3園、認定こども園9園、学校給食センター2施設から成る全172棟・延床総面積26・5万平方b。計画期間は21〜30(令和3〜12)年度の10年間。実施計画として今後10年間で改築3棟、長寿命化・大規模改造28棟、部位修繕15棟を予定している。

提供:滋賀産業新聞