倉吉市は、2020年3月に閉館した旧国民宿舎グリーンスコーレせきがね再生事業のスケジュールを示し、22年3月から実施設計、23年4月から工事着手することを明らかにした。
グリーンスコーレせきがねは、17年から施設譲渡された民間企業が運営していたが、新型コロナウイルスの影響で20年3月に閉館。施設の閉館による交流人口の減少から、急速な過疎が進行する可能性があると考えた市は、旧国民宿舎の再生事業を進めている。
今後のスケジュールは、今月中に経営コンサルタント業者を選定、年明けから年度末に実施設計を発注し、年度末から指定管理者の業者選定を始める。また、23年1月ごろに工事発注、同4月から着工し、25年4月にオープンする見通し。
同市は、工事費と指定管理料の削減のために経営コンサルによる市場調査などを踏まえて、施設規模やデザインを検討していき、事業収益の改善を図っていくと説明した。
日刊建設工業新聞