トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2021/12/15

【香川】高松港湾空港 高松港の施設の在り方を検討

 国土交通省高松港湾・空港整備事務所は、将来の高松港の施設整備の在り方の検討を目的とした「高松港港湾施設技術検討業務」を沿岸技術研究センター(東京都港区)に委託した。防波堤などの老朽化対策検討や配置計画、臨港道路の概略を検討する。履行期限は2022年3月18日。
 高松港朝日地区(高松市)にある外防波堤はスリットケーソン式で延長845b。1980年の建設から老朽化が進んでおり、対策の手法を検討する。また、同地区西側にある既設の水深10b岸壁(延長370b)の北側に水深12bの岸壁を新しく整備することを検討しており、これに伴って防波堤の配置の見直しを含む、対策断面の検討と概算費用の算出を行う。水深12b岸壁の延長は約230bで、既存の水深10b岸壁の北端から北へ向かって完全に新設する形で整備するか、既存岸壁の北側を延長110b程度にわたって改良してさらに北へ延長約120bを新設するかの2案が挙がっている。
 臨港道路の概略検討については、高松市朝日町から玉藻町方面に向かう延長約780bの海沿いの道路を橋梁で新たに造る案があり、ルートや主要構造物の概略検討などを行う。
 施設整備の在り方を取りまとめる時期は未定。
提供:建通新聞社