福井県吉野瀬川ダム建設事務所は14日、越前市広瀬町「吉野瀬川ダム建設工事(放流設備)」を、制限付き一般競争入札(事前審査)で公告した。
申請は2022年1月4日まで受付。技術提案型、施工体制確認型を適用し、2月22日に開札。
鋼構造物工事A等級の2者で構成のJVが対象で、営業所の所在地については、代表者は不問だが、その他構成員は福井県内に主たる営業所。
また、代表者は01年度以降に元請け(JVとしての場合は出資比率20%以上の構成員としての実績に限る)として、設計水深28メートル以上で、ダム用ジェットフローゲートおよびダム用高圧スライドゲートの製作・据付(新設または更新)の施工実績を有すること(同一工事でなくても可)。
概要は▽放流管、口径1000〜200ミリ、1条▽放流主ゲート、ジェットフローゲート、1門▽放流副ゲート、高圧スライドゲート、1門▽小放流主ゲート、ジェットフローゲート、1門▽小放流副ゲート、スルースバルブ、1門―。工期は780日間。設計額は2億4287万円。
吉野瀬川ダムは水害から地域住民の生命と財産を守るとともに、既得取水の安定化および良好な河川環境の保全などの流量を確保するため、越前市広瀬町に建設。重力式コンクリートダムで、諸元は堤高58メートル、堤頂長190メートル、堤体積13万7170立方メートル。
設計は建設技術研究所、本体工事は安藤ハザマ・建世・清水組・谷口建設JVが担当。