我孫子市は、2022年度における新規事業予算の要求状況を明らかにした。事業数および総事業費は一般会計182事業・91億8104万円、特別会計等17事業・14億608万円となっており、今後、事業の優先度を検討し、要求額の絞り込みを行う。市役所東別館大規模改修本体工事1億813万円、市道舗装修繕工事1億円、我孫子中学校トイレ改修第1期工事1億4102万円、第四小学校改築基本計画策定業務委託984万5000円、久寺家1・2丁目地区下水道管布設工事1億2551万円などを要求している。
東別館大規模改修は、公共施設個別計画に基づき、老朽化した施設の整備を行うもの。電気設備工事1757万8000円、大規模改修工事監理業務委託567万4000円も盛り込みたい考え。
市道舗装修繕では、舗装や路面排水施設などの維持補修を行う。
久寺家1・2丁目地区においては、久寺家処理場の老朽化に伴い、健全な排水処理機能を確保するための下水道整備を行う。
また、26年度に予定している障害者福祉センターの閉鎖に伴い、あらき園と子ども発達センターの給食を作るための厨房施設のあり方について検討を行う。
さらに、23年度からの新廃棄物処理施設の稼働に伴い、既設焼却炉の跡地を活用して資源化施設を整備する計画。施設機能・規模を検討するための資源化施設整備検討業務委託349万8000円のほか、廃棄物処理計画策定業務委託766万7000円などを求めている。
校舎の老朽化や児童生徒数の減少が課題となっている布佐地区における学校のあり方を検討するため、布佐地区学校適正規模等検討委員報償費9万5000円を計上したい考え。
土木関係ではそのほか、市道24―003号線など狭あい道路の拡幅整備、中峠・古戸の道路整備、旧あやめ園交差点の整備、我孫子隧道の歩道改修整備手法、新木駅北口地区の通行形態などの検討に着手することになる。
公園坂通りについて「歩きたくなる道」となるよう、手法の検討を行い、整備を進めていく。測量・基礎調査委託1639万円を要求している。
五本松運動公園の改修に向け、手法やニーズなど、さまざまな意見を民間事業者から提案してもらうため、サウンディング型市場調査を計画。
若松第1〜第5排水区の整備では、バイパス管工事4―4工区9000万円、付帯工事1670万円などを要求。手賀沼に直接雨水を排水するバイパス管を布設する。
下水道ストックマネジメント事業として、ストックマネジメント点検・調査・修繕・改築計画策定2800万円を求めている。25年度までの第1期分について改築が必要な箇所が無かったため、26〜30年度を期間とする第2期分について前倒して事業を進める。