徳島県は国府支援学校の再整備に伴い、既設の寄宿舎を全面改修する。このほど設計を宮建築設計(徳島市)に委託、2022年4月29日までに業務を完了させる。一方、新教室棟建設については駐車場移転先の造成を12月から22年5月末にかけて行い、構内に建設地を確保するとともに、あい設計四国支社(松山市)で22年9月末までに設計を完了させ、工事発注に備える。
既設寄宿舎棟の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1967平方b。全面改修する予定でおり、屋上防水・外壁・受変電設備の各改修の他、建具改修(内外部)、内装改修(床、壁、間仕切り、天井、据え付け家具)、トイレ改修と多機能トイレ新設、LED照明化、火災報知・機械設備(給排水、換気、空調)の各改修を予定している。
寄宿舎棟は構内(国府町矢野)の敷地南西端にある建物。
今後、新教室棟の建設地(構内北東側)では、移転先駐車場の造成5955平方bにより敷地を確保し、22年夏にかけて着工準備を進める。新教室棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1万平方bで、22年度下期に着工する見通し。
同校の再整備では、新教室棟と新体育館棟を新築し、構内南東側にある既設管理棟と既設小中学部棟を解体、構内西側にある既設の高等部棟、中学部棟、屋内体育館と給食室、寄宿舎は改修する方向となっている。
提供:建通新聞社